引っ越し先で「光回線の工事を待てないけど、なるべく早くネットを使いたい」というとき、候補に挙がりやすいのが置くだけタイプのホームルーターです。中でも名前をよく見かけるのが、au Speed Wi-Fi HOME 5GとSoftBank Airではないでしょうか。
どちらもコンセントに挿すだけで使える工事不要のホームルーターですが、提供元も回線の仕組みも違うため、料金や電波の入りやすさに差が出ます。なんとなくのイメージだけで選んでしまうと、いざ使い始めてから「思ったより電波が不安定だった」と感じるケースも珍しくありません。
この記事では、au HOME 5GとSoftBank Airを料金・データ容量・設置のしやすさの面から比較し、それぞれどんな人に向いているかを整理します。
この記事の結論
- au HOME 5GはKDDI(au)系、SoftBank Airはソフトバンク系で、対応するスマホのセット割が異なる
- 月額料金はどちらも大きな差はないが、2026年12月にSoftBank Airの料金改定が予定されている
- どちらもベストエフォート方式のため、実際の速度は建物の構造や設置場所に左右されやすい
au HOME 5GとSoftBank Airの基本的な違い
まず前提を整理しておきましょう。au Speed Wi-Fi HOME 5GはKDDI(au)が自社回線を使って提供するホームルーターで、auのスマホを使っている人向けのセット割引が用意されています。一方のSoftBank Airはソフトバンクが提供するホームルーターで、ソフトバンクやワイモバイルのスマホとのセット割(おうち割)が使える仕組みです。
どちらも光回線のような開通工事が不要で、端末が届いたその日から使い始められる点は共通しています。賃貸で工事の許可が下りない、単身赴任や仮住まいで長期契約を組みたくない、といった事情がある人にとっては、どちらも有力な選択肢になります。
料金・データ容量を比較(2026年7月時点)
代表的な条件を並べてみます。
| 項目 | au Speed Wi-Fi HOME 5G | SoftBank Air |
|---|---|---|
| 月額料金の目安 | 13ヶ月間4,950円→14ヶ月目以降5,500円 | 5,368円(2026年12月に5,698円へ改定予定) |
| 契約期間の縛り | なし | なし |
| 短期解約時の費用 | 2025年10月以降の新規契約は1年以内解約で1,100円 | 契約内容により異なるため公式で要確認 |
| データ容量 | 無制限(スタンダードモード) | 基本無制限(利用状況により速度が制御される場合あり) |
| 対応セット割 | auスマホとのセット割 | ソフトバンク・ワイモバイルとのおうち割 |
SoftBank Airは2026年12月に基本料金の改定が予定されているため、これから申し込む場合は契約時点の料金だけでなく、改定後の金額も踏まえて検討したほうが安心です。どちらのサービスも、実際の請求額はキャンペーンや加入時期によって変わるので、公式サイトで最新の条件を確認してください。

電波の入りやすさ・設置場所の違い
料金以外で見逃せないのが、電波の入りやすさです。どちらもベストエフォート方式(回線を複数の利用者で共有する仕組みのため、実際の速度が周囲の利用状況によって変動する方式)を採用しており、公式発表の理論値どおりの速度が常に出るわけではありません。
ホームルーターは基地局からの電波を受信して使う仕組みのため、住んでいる場所が基地局から離れていたり、鉄筋コンクリートの建物で電波が遮られやすかったりすると、速度が落ち込みやすくなります。契約前には、それぞれの公式サイトで自分の住所がエリア内かどうかを確認しておくと安心です。エリア確認の具体的な手順は「ホームルーターの5G対応エリアの確認方法」でも解説しています。
また、置き場所も速度に影響します。窓際やコンセントの位置によって受信感度が変わることがあるため、届いてすぐは複数の場所で電波の入り方を試してみるのがおすすめです。電波が弱いと感じたときの対処法は「ホームルーターの電波が弱いときの対処法」にまとめています。
どちらが向いているか
ここまでの内容を踏まえて、向いている人を整理します。
au HOME 5Gが向いている人
- auのスマホを使っていて、セット割を活用したい人
- KDDIの直接サポートを重視したい人
SoftBank Airが向いている人
- ソフトバンクやワイモバイルのスマホを使っていて、おうち割を活用したい人
- ソフトバンク系の光回線と合わせて検討している人
すでにどちらかのキャリアのスマホを使っている場合は、セット割の有無だけでも実質的な負担額に差が出ます。自分が使っているキャリアとのセット割については「スマホとセット割の組み合わせ方」も参考にしてください。

なお、au HOME 5Gは2026年7月時点でアフィリエイト案件を扱っていないため、比較対象としての説明にとどめ、この記事内での申し込みリンクは設けていません。契約を検討する場合は公式サイトで最新の料金・条件を確認してください。
よくある質問
au HOME 5GとSoftBank Air、光回線の代わりになりますか?
一人暮らしで動画視聴やオンライン会議程度の利用であれば、代わりになるケースは多いです。ただしどちらもベストエフォート方式のため、時間帯や設置場所によって速度が変動する点は踏まえておく必要があります。
契約期間の縛りはありますか?
どちらも基本的に契約期間の縛りはありません。ただしau HOME 5Gは2025年10月以降の新規契約で1年以内に解約すると1,100円の費用がかかる場合があります。詳細は契約時に必ず確認してください。
引っ越しても使えますか?
どちらもホームルーターなので、電源とエリア内であれば引っ越し先でもそのまま使えます。ただし新居がサービスエリア外の場合もあるため、引っ越しが決まったら早めにエリア確認をしておきましょう。
光回線との違いは何ですか?
光回線は開通工事が必要な分、電波状況に左右されにくく安定しやすいのが特徴です。ホームルーターは工事不要ですぐ使える手軽さが強みですが、電波の入り方に左右されやすい点が異なります。詳しくは「光回線とホームルーターの違い」で解説しています。
結論:タイプ別おすすめ
- auのスマホを使っていて長く使う予定がある人 → au HOME 5G。セット割とKDDIの直接サポートを活かせます
- ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っている人 → SoftBank Air。おうち割の対象になります
- 料金の安さと縛りのなさを最優先したい人 → 5G CONNECTなどのWiMAX。短期解約時の費用が比較的抑えられています
内部リンクとして、au HOME 5Gの詳しいレビューや、SoftBank Airの詳しいレビューもあわせてチェックしてみてください。

まとめ
au HOME 5GとSoftBank Airは、どちらも工事不要ですぐ使えるホームルーターですが、提供元とセット割の対象キャリアが異なります。すでに使っているスマホのキャリアに合わせて選ぶのが基本ですが、どちらも電波状況に左右されやすい点は共通しているため、契約前のエリア確認は必ず行ってください。なお、au HOME 5Gは2026年7月時点でアフィリエイト案件がないため、この記事ではSoftBank Airと5G CONNECTのみ広告リンクを掲載しています。