光回線を比較していると、「auひかりは独自回線だから速いらしい」という話を聞く一方で、「BIGLOBE光の方が申し込みやすそう」という声も目にすることがあるのではないでしょうか。実はこの2社、回線そのものの仕組みが根本的に違います。
一人暮らしで固定回線を選ぶときは、「回線の独自性・速度を優先するか」「エリアの広さ・手軽さを優先するか」で正解が変わってきます。この記事では、auひかりとBIGLOBE光を回線方式・料金・エリアという3つの軸で比較していきます。
一方は独自回線、もう一方はNTT回線を借りる光コラボという、そもそもの成り立ちが違う2社なので、比較すると自分に合う基準が見えてくるはずです。
この記事の結論
- auひかりはKDDIの独自回線で、NTT回線を使う光コラボより速度面で有利になりやすい
- BIGLOBE光はNTT回線を使う光コラボで、auひかりよりエリアが広く工事費の負担も軽い
- 速度を重視し、対応エリア内に住んでいるならauひかりが有利
- エリア外に住んでいる、または工事費を抑えて手軽に始めたいならBIGLOBE光が候補になる
auひかりとBIGLOBE光、そもそも何が違うのか
BIGLOBE光は、NTT東西のフレッツ光と同じ設備を借りて提供する「光コラボレーション」です。対してauひかりは、KDDIが自社で保有する独自回線を使っています。たとえるなら、BIGLOBE光は「みんなが使う共有の道路」を借りて走るサービス、auひかりは「KDDI専用の道路」を自前で持っているサービスというイメージです。
共有の道路は利用者が多いぶん混雑することがありますが、整備されたエリアは広いのが利点です。専用の道路は混雑しにくく速度が安定しやすい一方、そもそも道路が通っていない地域があるという弱点があります。この違いが、そのまま2社の特徴に表れています。
回線方式・料金を比較表で見る
代表的な条件を並べてみます。
| 比較項目 | auひかり | BIGLOBE光 |
|---|---|---|
| 回線方式 | KDDI独自回線 | NTT回線を使う光コラボ |
| 月額料金(マンション・1ギガ) | お得プランAで4,950円(建物の設備状況により異なる) | 4,378円 |
| 月額料金(戸建て・1ギガ) | ずっとギガ得プランで1年目5,610円・2年目5,500円・3年目以降5,390円 | 5,478円 |
| 工事費(マンション) | 33,000円 | 最大28,600円(実質無料キャンペーンあり) |
| 工事費(戸建て) | 48,950円 | 最大28,600円(実質無料キャンペーンあり) |
| 対応エリア | 関西・中部の一部はエリア外 | NTT回線が届く建物なら基本利用可能 |
| 10ギガプラン | 戸建てのみ・1都3県限定 | 戸建て・マンションどちらも選択可(全都道府県で提供。ただし市区町村によってはエリア外) |
(2026年7月時点の目安。料金・キャンペーンの詳細は変動するため、申し込み前に必ず公式サイトの最新情報を確認してください)
auひかりは独自回線ゆえに速度面で有利になりやすい一方、対応エリアが限られているため、まず自分の住んでいる地域が対応エリア内かどうかを確認することが比較の出発点になります。なお、BIGLOBE光の10ギガプランは全都道府県で提供されていますが、市区町村によってはエリア外の地域もあるため、こちらも住所単位での確認が必要です。
また、auひかりのホームタイプで10ギガ・5ギガの高速サービスを選ぶ場合は、上の表の1ギガの月額とは別に「高速サービス利用料」が加算されます。1ギガのまま契約する人にはかからない費用ですが、割引の内容や適用される期間は契約プランやセット割の加入状況によって変わるため、金額は公式サイトで確認してください。

サポート・契約期間など料金以外の違い
料金以外で差が出るのが、工事費の負担と契約期間です。
auひかりは独自回線のため、新規開通には基本的に工事が必要で、マンションタイプで33,000円、ホームタイプで48,950円の工事費がかかります。分割払いや割引が用意されている場合もありますが、初期費用の負担はBIGLOBE光より大きくなりがちです。開通までの工事の流れを事前に確認しておくと安心です。
BIGLOBE光は1ギガプランが3年契約、10ギガプランが2年契約で、工事費は実質無料になるキャンペーンが用意されていることが多く、初期費用を抑えて始めやすいのが特徴です。同じNTT回線を使う光コラボと独自回線の違いを理解しておくと、他の光コラボとの比較もしやすくなります。
あなたに合うのはどれ?
ここまでの内容を踏まえて、タイプ別に整理します。
auひかりが向いている人
- 対応エリア内に住んでいて、速度を最優先したい人
- 初期費用がかかっても独自回線の安定感を重視したい人
- auスマホを使っていてセット割も併用したい人
あなたが対応エリア内に住んでいて速度を重視するなら、auひかりの独自回線が有力な選択肢になります。理由は、NTT回線を使う光コラボと比べて利用者が分散されやすく、混雑の影響を受けにくい構造だからです。
ただし、関西・中部の一部などエリア外に住んでいる人はそもそも申し込めません。その場合は向いていないので、次のBIGLOBE光を検討してみてください。
BIGLOBE光が向いている人
- auひかりのエリア外に住んでいる人
- 工事費の初期負担を抑えたい人
- au・UQ mobileのセット割を使いたい人
BIGLOBE光の詳しいレビューもあわせて確認しておくと、申し込み前のイメージがつかみやすくなります。

申し込み前のチェック
契約前に、次の4点は必ず確認しておきましょう。
- 対応エリア:auひかりは関西・中部の一部がエリア外です。公式サイトで自分の住所が対応エリアか必ず確認しましょう
- 実質料金:工事費・セット割の有無を含めたトータルの負担額で比較しましょう
- 速度や制限:独自回線かNTT回線かで混雑の影響の受け方が変わります
- 解約条件:BIGLOBE光は3年契約の途中解約で違約金が発生します。違約金の上限は2022年7月の法改正で月額1か月分までですが、工事費の残債は別途請求されることがあります
auひかりのエリア外に住んでいる人や工事費を抑えたい人には、BIGLOBE光の公式ページで最新条件を確認しておくと安心です。
今日は決めきれないという人は、一人暮らしにおすすめの光回線を比較から他の選択肢も見てみてください。
よくある質問
auひかりはどこに住んでいても申し込めますか?
いいえ、独自回線のため対応エリアが限られています。関西・中部の一部はエリア外となっているため、公式サイトで事前に確認が必要です。
auひかりの工事費は必ずかかりますか?
マンションタイプで33,000円、ホームタイプで48,950円が原則かかります。分割払いや割引が用意されている場合もあるので、公式サイトで最新の条件を確認してください。
BIGLOBE光のIPv6対応は追加料金がかかりますか?
2026年7月時点では、IPv6オプションは月額0円で利用できます。以前提供されていたv6プラスは新規受付を終了しています。
auひかりの「高速サービス利用料」は1ギガでもかかりますか?
いいえ。これはホームタイプで10ギガ・5ギガの高速サービスに加入した場合に、1ギガの月額とは別に加算される料金です。1ギガのまま使う場合はかかりません。割引の内容や適用される期間は契約プランやセット割の加入状況で変わるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。
結論:タイプ別おすすめ
- 対応エリア内で速度を最優先したい人 → auひかり。独自回線ならではの安定感が魅力です
- エリア外に住んでいる人、工事費を抑えたい人 → BIGLOBE光。手軽さと初期費用の軽さが魅力です
- 迷ったら、まず公式サイトでauひかりの対応エリアを確認するところから始めましょう

まとめ
auひかりとBIGLOBE光は、独自回線か光コラボかという根本的な違いがあり、速度の安定感とエリアの広さ・工事費の軽さのどちらを取るかで選び方が変わります。対応エリア内で速度を重視するならauひかり、エリア外に住んでいる・工事費を抑えたいならBIGLOBE光と考えると整理しやすいはずです。契約前には、この記事の比較表とあわせて各社公式サイトの最新の料金・エリア情報も確認してください。