在宅ワークで動画会議やクラウドの重いファイルを扱っていると、「光回線の速さって結局どこが一番なの」と気になってくると思います。調べていくと必ず出てくるのが「auひかり」と「NURO光」で、どちらもフレッツ光の設備を借りない独自回線として、速度の速さで名前が挙がる代表格です。

ただ、どちらも独自回線ゆえに提供エリアが限られているという共通の弱点があります。「速いらしいから」というだけで選んでしまうと、そもそも自宅がエリア外で申し込めなかった、という遠回りをすることにもなりかねません。

この記事では、auひかりとNURO光を最大速度・提供エリア・料金・セット割・工事期間の軸で実名比較しながら、速度とエリアのトレードオフを正直に整理していきます。

auひかりとNURO光、どちらも独自回線という共通点

まず前提として、auひかりとNURO光はどちらもフレッツ光の設備を使わない独自回線です。auひかりはKDDIが自社で保有する回線を使い、NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズが独自に敷設した回線を使っています。独自回線は利用者が分散しやすいため、フレッツ光ベースの光コラボより実測速度が速い傾向があるのが共通の強みです。

一方で、自社設備を新たに敷設する必要があるぶん、提供エリアがどうしても限られてしまうのも共通の弱点です。「速そうだから」という理由だけで候補にする前に、まず自宅がどちらのエリアに入っているかを確認する必要があります。

auひかりとNURO光を6項目で比較(2026年7月時点)

実名で比較してみます。どちらも独自回線ですが、最大速度・エリア・料金の設計はかなり違います。

比較項目 auひかり NURO光
回線方式 KDDI独自回線 ソニーネットワークコミュニケーションズ独自回線
最大速度 1Gbps(マンション/戸建て)、5Gbps・10Gbps(戸建てのみ・一部エリア限定) 2Gbps(戸建て/マンション)、10Gbps(対応エリアのみ)
提供エリア 一部地域が対象外(5Gbps・10Gbpsは東京・神奈川・埼玉・千葉限定) 24都道府県のみ(関東・東海・関西・北海道・東北の一部)
事務手数料 窓口・キャンペーンにより変動(要確認) 3,300円
月額料金の目安(マンション) 建物タイプにより4,000円台半ば〜(要確認) 3,850円(タイプL・2ギガ)
月額料金の目安(戸建て) ずっとギガ得プラン 1年目5,610円/2年目5,500円/3年目以降5,390円 5,500円(2ギガ)
セット割 auスマートバリュー(auスマホ最大1,100円/台引き、UQモバイルも対象) NUROモバイルとのセット割あり
契約期間・違約金 3年契約が基本。更新月以外の解約で契約解除料4,730円 縛りなし・解約金0円

(2026年7月時点の目安。NURO光は2026年9月に一部プランの料金改定が予告されているため、申し込み時期によって金額が変わります。料金・キャンペーンは変動するため最新は各公式で確認してください)

最大速度だけを見るとauひかりの10Gbpsもエリアが限られる一方、NURO光の2Gbpsは提供エリアがやや広く、10Gbpsプランも対応地域が拡大しています。「速さの上限」を取るか「契約の縛りのなさ」を取るかも、この2社を分ける軸になります。

auひかりが向いている人

au・UQモバイルのスマホを使っている人

auひかりの最大の強みは、auスマートバリューによるスマホ代の割引です。au回線のスマホなら最大1,100円/台、UQモバイルも割引対象になるため、家族全員がau・UQモバイルなら世帯全体の負担を大きく下げられます。加えて独自回線のため、夜間の混雑時間帯でも速度が落ちにくい傾向があるのも見逃せないポイントです。

東京・神奈川・埼玉・千葉在住で戸建てに住んでいる人

auひかりの5Gbps・10Gbpsプランは、現時点で1都3県の戸建てに限定されています。対象エリア内であれば、通常の1Gbpsより高い上限速度を選べるのが強みです。マンションタイプは1Gbpsのみとなる点は事前に押さえておきましょう。

auひかりとNURO光の速度を比較検討する在宅ワーカーのイメージ

NURO光が向いている人

提供エリア内で契約の縛りを避けたい人

NURO光は関東・東海・関西・北海道・東北の一部、合計24都道府県で提供されています。auひかりの高速プランよりは対象地域が広く、契約期間の縛りがなく解約金も0円なのが特徴です。「まず試してみて、合わなければ乗り換えたい」という人には自由度の高さが魅力です。NURO光はエリアが限られる独自回線という性質上、賃貸での利用可否は物件ごとに確認が必要です。詳しくは「NURO光は賃貸・マンションで使える?」で確認しておくと安心です。

なお、NURO光は当サイトで提携しているサービスではないため、契約内容や最新の料金・キャンペーンは必ずNURO光公式サイトでご確認ください。

NURO光の提供エリアを確認するイメージ

速度とエリアのトレードオフを正直に

auひかりとNURO光はどちらも独自回線という共通点がありながら、最大速度の上限とエリアの広さのバランスが逆になっているのが面白いところです。auひかりは10Gbpsという速度の上限が魅力ですが、対応エリアは1都3県の戸建てのみとかなり限定的です。NURO光は2Gbpsが標準ながら対応エリアがやや広く、10Gbps対応地域も拡大が進んでいます。

「自宅がどちらのエリアに入っているか」を先に確認しないと比較そのものが成立しないため、まずは両社の公式サイトでエリア検索をしてみることをおすすめします。ドコモ系の光回線と速度以外の軸で比較したい人は「auひかり vs ドコモ光を徹底比較」も参考にしてください。

結論:迷ったらこの軸で決める

最後に、判断のポイントをシンプルに整理します。

重視すること おすすめ
au・UQモバイルとのセット割 auひかり
1都3県の戸建てで最大10Gbpsを使いたい auひかり
契約の縛りを避けたい NURO光(提供エリア内の場合)
24都道府県のどこかに住んでいる NURO光(提供エリア内の場合)

自宅がどちらの提供エリアに入っているか、そして重視したいのが速度の上限かセット割か。この2つが分かれば、答えは自然と見えてきます。

よくある質問

Q. auひかりとNURO光、実測速度が速いのはどちらですか? どちらも独自回線のため利用者が分散しやすく、フレッツ光ベースの回線より速い傾向があるとされています。ただし実際の速度は時間帯や設備状況によって変わるため、あくまで傾向として捉えてください。

Q. auひかりの10Gbpsプランはどこでも申し込めますか? いいえ。2026年7月時点で東京・神奈川・埼玉・千葉の戸建てに限定されており、マンションタイプでは利用できません。

Q. NURO光は賃貸マンションでも使えますか? 物件がNURO光の提供エリア内で、かつ管理会社・オーナーの工事許可が下りれば利用できます。詳しくは「NURO光は賃貸・マンションで使える?」で解説しています。

Q. auスマートバリューはUQモバイルでも使えますか? はい。auスマートバリューはauのスマホだけでなく、UQモバイルのスマホも割引対象になります。

わん太
わん太のひとことauひかりもNURO光も「速そう」で選びたくなる回線ですが、まず確認すべきはエリアだと思います。どちらも独自回線ゆえに対応地域が限られているので、公式サイトのエリア検索を先にやってから、速度の上限かセット割かで選ぶ、という順番がいちばん失敗しにくいですよ。

まとめ:速度の上限かエリアの広さかで決めよう

auひかりとNURO光は、どちらも独自回線ならではの速さが魅力ですが、最大速度の上限とエリアの広さのバランスが対照的です。1都3県の戸建てで10Gbpsを狙うならauひかり、24都道府県のどこかに住んでいて契約の縛りを避けたいならNURO光という住み分けが見えてきます。

まずは自宅がどちらの提供エリアに入っているかを公式サイトで確認し、そのうえでau・UQモバイルとのセット割を重視するかどうかで最終的な結論を決めるとよいでしょう。


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