引っ越しの準備をしていると、家具や荷造りに気を取られてネット回線の手続きが後回しになりがちです。ですが実はこれが一番の落とし穴で、光回線は申し込みから開通まで2週間〜1か月ほどかかり、引っ越しシーズンの3〜4月はさらに時間がかかることも珍しくありません。

「新居に着いてから考えればいいや」と思っていると、開通工事の予約が取れず、数週間ネットのない生活を送るはめになります。在宅ワークをしている人にとっては死活問題ですし、動画配信や連絡手段としてもネットが使えない期間はできるだけ短くしたいところです。

この記事では、引っ越しのネット回線について「結局どれを契約すればいいのか」に実名サービスで答えます。長く使うための光回線、工事を待てない・工事できない人向けのホームルーター、開通までの空白期間を埋める短期レンタル、この3つを用途別に整理していきます。

引っ越しのネット回線、選択肢は3つしかない

結論から言うと、引っ越し先のネット回線は次の3パターンのどれかを選ぶことになります。

選択肢 開通までの時間 工事の要否 月額の目安 向いている人
光回線 申し込みから2週間〜1か月(繁忙期はそれ以上) 必要(開通工事) 4,000〜5,000円台 新居に長く住む人・速度を重視する人
ホームルーター 最短で届いたその日から 不要 4,000〜5,000円台 工事を待てない人・賃貸で工事できない人
短期レンタル 最短翌日〜数日で到着 不要 1日55〜110円前後+受取手数料 開通までの数日〜数週間だけ埋めたい人

(2026年7月時点の目安。料金・キャンペーンは変動するため最新は各公式で確認してください)

ポイントは「開通までの時間」と「その後どれくらい使うか」のバランスです。新居に何年も住む予定なら光回線が結局は割安ですが、工事の予約が間に合わない、あるいは賃貸で工事の許可が下りないケースでは、ホームルーターや短期レンタルを選ばざるを得ません。引っ越し全体の段取りを先に確認しておきたい人は「引っ越し前後のネット回線の段取り」も参考にしてください。

光回線が向いている人:新居に長く住むなら

新居に2年以上住む予定がある人は、多少開通に時間がかかっても光回線を選んだほうが結果的にお得です。ホームルーターより速度が安定しやすく、月額も長期的に見れば大きな差になりにくいためです。

実名で比較すると、引っ越しが多い人・とにかく縛りを避けたい人には「おてがる光」が候補に挙がります。契約期間の縛りがなく、マンション3,608円・戸建て4,708円と月額も抑えめです。次にまた引っ越す可能性がある人にとって、違約金を気にせず解約できるのは大きなメリットです。

光回線を選ぶなら、引っ越しが決まった時点ですぐに申し込むのが鉄則です。特に3月〜4月の繁忙期は工事の予約が混み合い、1か月以上待たされることもあります。理想は引っ越し予定日の1〜2か月前、繁忙期であれば2〜3か月前から手続きを始めることです。

引っ越し先の新居で光回線の開通を待ちながら段ボールを片付ける人のイメージ

ホームルーターが向いている人:工事を待てない・工事できない人

引っ越しまでの時間がない、あるいは賃貸物件で管理会社やオーナーから工事の許可が下りない場合は、工事不要のホームルーターが現実的な選択肢になります。電源につなぐだけで、届いたその日からネットが使えるのが最大の強みです。

実名で見ると「5G CONNECT」が工事不要・縛りなしのWiMAXサービスとして候補になります。月額4,800円前後(実質3,800円台)で、契約期間の縛りがないため、次にまた引っ越す可能性がある人でも解約金を気にせず使えます。

なお、賃貸物件では光回線の工事そのものに管理会社・オーナーの許可が必要です。許可が下りるまで時間がかかったり、そもそも工事不可の物件もあるため、工事の可否が分からない段階ではホームルーターを軸に考えておくと安心です。工事ができない物件特有の事情については「賃貸で工事ができないときのネット回線」で詳しく解説しています。

短期レンタルが向いている人:開通までのつなぎだけ欲しい人

「新居では光回線を使いたいけれど、開通までの数日〜数週間だけネットがないと困る」という人には、短期のWiFiレンタルが向いています。光回線の申し込み自体は先に済ませておき、開通日までの空白期間だけレンタル機でしのぐという使い方です。

実名では「WiFiレンタルどっとこむ」が1日単位で借りられるサービスとして選びやすいです。1日55〜110円前後(受取手数料550円)なので、2〜3週間程度のつなぎであれば、月契約のホームルーターより安く済むケースもあります。

光回線を申し込んでから開通日までの期間は、事前に日数の目安を確認しておくと計画が立てやすくなります。引っ越し当日からネットを使う具体的な方法は「引っ越し当日からネットを使う方法」、レンタルの選び方は「引っ越しのWi-Fiレンタル完全ガイド」で詳しく解説しています。

届いたばかりのホームルーターと短期レンタルWiFiルーターを並べて比較するイメージ

実名サービスをまとめて比較

3つの選択肢それぞれの代表的なサービスを並べると、次のようになります。

サービス名 タイプ 月額の目安 契約期間 特徴
おてがる光 光回線 マンション3,608円/戸建4,708円 縛りなし 光回線ながら契約期間の縛りがなく、引っ越しが多い人と相性がいい
5G CONNECT ホームルーター(WiMAX) 4,800円前後(実質3,800円台) 縛りなし 工事不要で届いたその日から使える。次の引っ越しも解約金なし
WiFiレンタルどっとこむ 短期レンタル 1日55〜110円前後+受取手数料550円 日単位 光回線の開通待ちなど数日〜数週間のつなぎに最適

(2026年7月時点の目安。料金・キャンペーンは変動するため最新は各公式で確認してください)

3社とも契約期間の縛りがない点は共通していますが、月額の単価と向いている利用期間がまったく違います。「今後何年住むか」「工事の許可が下りるか」「開通まで何日空くか」の3つを自分の状況に当てはめると、自然と答えが絞られます。

今の回線の解約タイミングも忘れずに

新しい回線選びに気を取られがちですが、今使っている回線の解約タイミングも同じくらい重要です。新居の開通日より前に旧居の回線を解約してしまうと、その間ネットが使えない空白期間ができてしまいます。逆に解約が遅すぎると、二重に月額料金を払う期間が発生します。

理想は、新居の開通日が確定してから旧居の解約日を決めることです。今の回線の解約タイミングについては「今のネット回線、いつ解約すればいい?」で詳しく整理しています。

違約金にも注意しておきたい

2022年7月の電気通信事業法改正により、光回線の違約金は月額1か月分が上限の目安になっています。以前のように数万円の違約金がかかるケースは少なくなりましたが、注意したいのは工事費の残債です。開通工事の費用を分割で支払っている場合、契約期間の途中で解約すると残りの工事費が別途請求されることがあります。

契約前に、月額の違約金だけでなく工事費の分割払いが残っていないかも確認しておくと、引っ越し時に想定外の出費を避けられます。

よくある質問

Q. 光回線とホームルーター、結局どちらが安いですか? 月額だけを見るとほぼ同水準ですが、光回線のほうが速度が安定しやすい傾向があります。ただし開通に工事が必要なため、時間がない人にはホームルーターのほうが現実的です。

Q. 光回線を申し込んでから開通までどれくらいかかりますか? 通常期で2週間〜1か月程度が目安です。3〜4月の繁忙期は工事の予約が混み合うため、1か月以上かかることもあります。引っ越し予定日が決まったら早めに申し込むことが大切です。

Q. 賃貸で光回線の工事はできますか? 物件によります。管理会社やオーナーの許可が必要で、建物の構造によっては工事自体ができない場合もあります。工事ができるかどうかは、内見時や契約前に確認しておくと安心です。

Q. 短期レンタルはどれくらいの期間まで借りられますか? サービスによりますが、数日単位から数か月単位まで柔軟に選べるものが多いです。光回線の開通待ちなど短期のつなぎであれば、月契約より割安になるケースがあります。

わん太
わん太のひとこと引っ越しのネット回線は「新居に何年住むか」で選び方が決まるとぼくは思います。長く住むなら多少時間がかかっても光回線、工事が間に合わないならホームルーター、開通待ちの数週間だけならレンタルという順番で考えると迷いにくいです。とにかく、引っ越しが決まったらネット回線の手続きを一番最初にやることをおすすめします。

まとめ:新居に住む期間で選び方が決まる

引っ越しのネット回線は、光回線・ホームルーター・短期レンタルの3択です。新居に長く住むなら縛りのない光回線、工事を待てない・工事できないならホームルーター、開通までの数日〜数週間だけならレンタルという使い分けが基本になります。

どの選択肢を選ぶにしても、引っ越しが決まったらすぐに手続きを始めること、そして今の回線の解約タイミングを新居の開通日に合わせることが、ネットが使えない空白期間を作らないための一番のコツです。


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