新居に光回線を、と申し込んだら「工事は3週間後になります」。荷ほどきは終わったのに、肝心のネットだけがない。引っ越しで光回線を引く場合、申し込みから開通まで1〜2週間、場合によっては1か月以上かかることもあります。その空白期間、仕事や動画のためのネットをどう確保するか、困る人は多いです。
「スマホのテザリングでしのいでいるけれど、通信量の限界が来た」「引っ越し直後から在宅ワークがあって困っている」という状況に、Wi-Fiレンタルサービスは有効な解決策のひとつです。
Wi-Fiレンタルサービスとは?
Wi-Fiレンタルサービスは、モバイルWi-Fiルーターを短期間だけ借りられるサービスです。1日単位、1週間単位、1か月単位などで契約できます。
自分でプランを契約するポケット型Wi-Fiと異なり、短い期間だけ使って返却できる点が特徴です。「光回線の工事が終わるまでの1〜2週間だけWi-Fiが欲しい」という場面にぴったりです。
主な使い所
- 光回線の開通待ち(工事まで1〜4週間の空白)
- 引っ越し当日から数日間のつなぎ
- 出張・旅行でのスポット利用
- 旧居と新居の両方を行き来する引っ越し期間中
主要なWi-Fiレンタルサービスの種類
Wi-Fiレンタルは大きく2つのタイプに分かれます。
①空港系・旅行者向けレンタル
もともと海外旅行者向けに発展したサービス。国内でも利用でき、1日単位の短期レンタルが得意です。当日受け取り・返却ポストへの返却ができるものが多く、使い勝手がよいです。
代表的なサービス例:
- グローバルWiFi
- イモトのWiFi
- WiFiBOX(コンビニ等で受け取り)
②月単位のWi-Fiレンタル
1か月以上の短期利用を前提としたレンタルサービス。光回線の工事待ち期間などに向いています。月単位でも解約しやすいため、引っ越し直後の数か月に使う人もいます。
代表的なサービス例:
- Mugen WiFi
- FUJI Wifi
- Vision WiMAX(WiMAXのレンタル系プロバイダ)

Wi-Fiレンタルのメリット
契約期間の縛りがない
通常のポケット型Wi-Fiは2年間などの縛りがありますが、レンタルなら1日〜数週間だけ使って返すことができます。引っ越し後に光回線が開通したらすぐ返却できるため、余計な出費が生まれません。
申し込みからすぐ使える
オンラインで申し込むと翌日〜数日で端末が届きます(サービスによっては当日受け取り可)。開通工事の待ち期間に合わせて借りるだけでよく、スムーズに対応できます。
初期費用がほぼかからない
光回線のような工事費・撤去費がありません。レンタル料だけで使えるため、短期間使うだけなら費用を抑えやすいです。
Wi-Fiレンタルのデメリット
長期で使うとコストが高くなる
1日あたりの料金で計算すると、通常の月額プランより割高になることが多いです。数か月以上使う予定があるなら、通常のホームルーターやポケット型Wi-Fiを契約した方が安くなります。
目安として、1か月以上使うなら通常のプランを契約する方が多くの場合でコスパが良いです。
端末の返却が必要
使い終わったら端末を郵送などで返却する必要があります。紛失・破損した場合は追加費用が発生するため、取り扱いに注意が必要です。
速度はエリア依存
レンタルの端末もモバイル回線を使うため、エリア内かどうかで速度が変わります。在宅ワークのビデオ会議や動画視聴が中心なら、エリアを事前に確認してください。
引っ越し時のネット確保・最適な選び方
引っ越しのネット空白期間をどう乗り切るかは、状況によって最適な方法が変わります。
| 状況 | おすすめの対処法 |
|---|---|
| 開通まで1〜2週間 | Wi-Fiレンタルでつなぐ |
| 開通まで1か月以上 | ホームルーターやポケット型Wi-Fiを契約 |
| データ通信量が少ない | スマホのテザリングでしのぐ |
| 当日からテレワークあり | 前日までにレンタルWi-Fi手配 |
引っ越し前日までにレンタルを申し込んで、引っ越し当日に受け取れるよう手配するのが理想です。引っ越し日から逆算して早めに動きましょう。
Wi-Fiレンタルを選ぶときのチェックポイント
1. 受け取り方法:自宅配送か、コンビニ・空港などでの受け取りか確認。引っ越し当日でも受け取りやすい方法を選ぶ。
2. 返却方法:郵便ポスト投函でOKか、営業所に持ち込みか。返却のしやすさも使い勝手に影響します。
3. 速度・エリア:新居の住所でエリアチェックを行う。在宅ワークなど用途が重い場合は特に重要。
4. 1日あたりの料金と上限:1日のデータ量上限や速度制限の条件を確認。「無制限」と書いてあっても細かい条件がある場合があります。
5. 期間と返却期限:延長できるか、早期返却でどうなるかも確認しておく。
スマホのテザリングとの使い分け
Wi-Fiレンタルを借りるほどではなく、スマホのテザリングだけで乗り切れる状況もあります。
テザリングで十分な場合:
- 引っ越し作業期間だけ(1〜2日程度)
- 動画をほぼ見ない、メール・チャット中心の利用
- スマホのデータプランに余裕がある
Wi-Fiレンタルを借りるべき場面:
- 1週間以上の空白期間がある
- 在宅ワークでビデオ会議や大きなファイルのやりとりがある
- スマホのデータが残り少ない


まとめ
引っ越し後のネット空白期間は、Wi-Fiレンタルサービスを使えば手軽に乗り越えられます。1日〜数週間の短期利用なら、縛りなしで使えるレンタルが最もフレキシブルな選択肢です。
1か月以上ネット空白が続くようなら、通常のホームルーター・ポケット型Wi-Fiの契約を検討した方がコスパ的に有利です。
| 空白期間 | 対策 |
|---|---|
| 数日〜1週間 | Wi-Fiレンタル |
| 1か月以上 | ホームルーター・ポケット型Wi-Fi契約 |
| データが少ない用途 | テザリングでしのぐ |
引っ越しのスケジュールを確認しながら、早めにネットの手配を進めてください。
引っ越し当日からネットを使う方法全般は「引っ越し当日からネットを使う方法」でまとめています。