辞令を受けて単身赴任が決まり、引っ越しの算段を立てるなかで、地味に悩ましいのが赴任先のネット環境です。「いつ戻るか分からない」「数か月かもしれないし、数年かもしれない」。期間がはっきりしないと、どんな契約をすればいいのか、本当に迷いますよね。

ポイントは「だいたい何か月住むか」で選び方が変わることです。短い期間なのに長期契約をすると違約金で損をするし、長く住むのにレンタルだと割高になります。この記事では、期間別にいちばん損しない選び方を整理します。

まず決めること:おおよその赴任期間

正確でなくて大丈夫です。「半年くらい」「2〜3年は戻れなさそう」くらいのざっくりした見込みで構いません。これだけで選ぶべき方法がほぼ決まります。

赴任期間の見込み 向いている方法
1か月以内 Wi-Fiレンタル
数か月(半年程度) 縛りなしのホームルーター/ポケット型Wi-Fi
1年以上 ホームルーター or 光回線
2年以上+ゲーム/在宅ワーク 光回線

順番に見ていきます。

単身赴任の期間に合わせてネット回線を選ぶイラスト

1か月以内ならWi-Fiレンタル

赴任が1か月以内、あるいは「とりあえず最初の数週間だけ」という場合は、Wi-Fiレンタルが手軽です。

Wi-Fiレンタルは、モバイルルーターを1日〜数週間単位で借りられるサービスです。契約の縛りがなく、使い終わったら返すだけ。工事も不要です。

ただし1日あたりの料金で見ると割高なので、長く使うほど損になります。あくまで短期向けと割り切ってください。詳しくは「引っ越しのネット空白期間を乗り切るWi-Fiレンタル活用術」も参考になります。

数か月なら「縛りなし」のホームルーター

半年前後の赴任なら、契約期間の縛りがないホームルーターやポケット型Wi-Fiが候補になります。

縛りなしプランは月額がやや高めですが、いつ解約しても違約金がかかりません。単身赴任のように「いつ戻るか読めない」状況とは相性がいいです。

ホームルーターは工事不要でコンセントに挿すだけなので、赴任先のアパートですぐ使えます。荷物も少なくて済むので、単身赴任の身軽さにも合っています。

1年以上なら通常契約も視野に

1年以上の赴任が確実なら、通常の(2年縛りなどの)ホームルーターや光回線も選択肢に入ります。月額が安く設定されていることが多く、長く使うほどトータルでは得になります。

ただし注意したいのが解約金です。赴任が予定より早く終わって途中解約すると、違約金が発生することがあります。契約前に「更新月はいつか」「途中解約の費用はいくらか」を必ず確認してください。このあたりは「Wi-Fiの2年縛り・違約金でよくある失敗」にまとめています。

ゲームや在宅ワークが多いなら光回線

赴任先で仕事のビデオ会議が多い、オンラインゲームをする、という場合は、安定性を考えて光回線が向いています。

ただし光回線は工事が必要で、開通まで1〜数週間かかります。賃貸だと管理会社の工事許可も要ります。赴任先がアパートの場合、工事ができるか早めに確認しておきましょう(「賃貸で光回線の工事ができない場合の対処法」参照)。

開通までの空白期間は、前述のWi-Fiレンタルでつなぐとスムーズです。

単身赴任ならではの注意点

退去時の手続きを忘れずに

赴任が終わって引き払うとき、ネットの解約・機器の返却を忘れると、料金が発生し続けたり返却料を請求されたりします。退去のタイミングで必ず手続きしましょう。

自宅(家族のいる家)との二重契約に注意

単身赴任の場合、家族が住む自宅にも回線があるはずです。赴任先にもう1回線契約することになるので、両方の月額を合わせた負担を考えて選ぶといいです。短期なら赴任先はレンタルで抑える、という判断も合理的です。

会社の補助があるか確認

会社によっては、単身赴任時の通信費を補助してくれる制度があります。経費精算や補助の対象になるか、念のため確認しておくと負担が変わります。

まとめ

単身赴任のネット環境は、期間で選べば失敗しません。

期間 おすすめ 理由
1か月以内 Wi-Fiレンタル 縛りなし・返すだけ
数か月 縛りなしホームルーター 解約金の心配なし
1年以上 通常ホームルーター/光回線 月額が安くトータル得
在宅ワーク・ゲーム多め 光回線 安定性が高い

「いつ戻るか分からない」場合は、まず縛りなしの方法を選んでおくのが安全です。状況がはっきりしてから、必要に応じて乗り換えれば損をしません。


通信費を抑えるコツ全般は「通信費を月1,000円以上節約する方法」もあわせてどうぞ。

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