フリマアプリを見ていたら、新品なら1万円するWi-Fiルーターが数千円で出ている。ホームルーターも中古なら安い。節約したい一人暮らしにとって、この価格差は魅力的です。でも、いざ買おうとすると「中古って大丈夫なの?」という不安がよぎる。その勘は正しくて、ルーターの中古には知っておくべき落とし穴があります。

結論から言うと、中古ルーターは「サポートが続いている機種」を「信頼できる店」で買えば選択肢になるが、安さだけで飛びつくと危険です。この記事では、買う前に確認したい5つの注意点を説明します。

注意1:サポート終了の機種はセキュリティが危ない

古いルーターのセキュリティリスクを表すイラスト

いちばん大事なのがこれです。ルーターはメーカーが定期的に中身(ファームウェア)を更新して、新しい弱点をふさいでいます。ところがサポートが終了した古い機種は、弱点が見つかっても直されません

放置された弱点は、外から侵入される入り口になります。中古で安いものほど古い機種が多いので、まずメーカーサイトで「その型番がまだサポート対象か」を確認してください。古いルーターの危険性はWi-Fiルーターの寿命と買い替えサインでも解説しています。

注意2:暗号化の規格が古くないか

Wi-Fiの通信を守る暗号化には世代があります。安全なのは「WPA3」または「WPA2」。これより古い「WPA」や「WEP」しか対応していない機種は、パスワードを簡単に破られるおそれがあり、避けたほうがいいです。

自宅のセキュリティの基本は一人暮らしのWi-Fiセキュリティにまとめています。

注意3:ホームルーターの中古は「赤ロム」に注意

赤ロムのリスクを説明するイラスト

ホームルーターやポケット型など、SIMカードを使う中古機器には「赤ロム」という問題があります。これは前の持ち主が端末代を払い終える前に手放すなどした結果、通信会社側から利用を止められてしまった端末のこと。買ってもネットにつながりません。

赤ロムを避けるには、保証のある中古ショップで買う、赤ロム保証のある店を選ぶ、といった対策が有効です。個人間のフリマは安いぶん、このリスクを自分で背負うことになります。据え置き型の選び方はホームルーター3社の比較を参考にしてください。

注意4:本当に初期化されているか分からない

中古の出品で「初期化済み」と書かれていても、鵜呑みにはできません。「再起動」と「初期化」を勘違いして出品している人も多く、前の持ち主の設定やパスワードが残っている可能性があります。

届いたら、まず自分でリセットボタンから初期化して、パスワードも新しく設定し直しましょう。パスワードの変更方法はWi-Fiのパスワードの確認・変更にまとめています。

注意5:安さと寿命を天秤にかける

中古で数千円浮いても、すぐに寿命が来て買い替えになれば意味がありません。ルーターは数年で規格が古くなる消耗品です。

じつは新品のエントリーモデルも3,000円台からあります。数百円〜千円ちがいなら、新品のほうが安心で長持ちということも多いです。買うか借りるか自体を迷う人はWi-Fiは購入とレンタルどっちが得かもどうぞ。

よくある質問

Q. 中古ルーターは絶対にやめたほうがいいですか? A. 絶対ではありません。サポートが続いている比較的新しい機種を、保証のある店で買うなら選択肢になります。危ないのは、古すぎる機種やフリマでの無保証品です。

Q. サポート対象かどうかはどこで分かりますか? A. メーカーの公式サイトで型番を検索すると、ファームウェア更新の対象機種か確認できます。更新が長く止まっている機種は避けましょう。

Q. 前の持ち主の情報が残っていたらどうすればいい? A. リセットボタンで初期化すれば消えます。届いたら必ず初期化し、パスワードも自分で設定し直してください。

Q. 数千円しか違わないなら新品と中古どちらがいい? A. その差なら新品がおすすめです。サポート期間が長く、赤ロムや初期化の心配もありません。中古のメリットは価格差が大きいときに限られます。

まとめ:中古は「サポート継続+信頼できる店」が条件

中古ルーターは節約になりますが、サポートが続く機種を、保証のある店で買うのが最低条件です。古すぎる機種、暗号化が古いもの、無保証のSIM機器は避けましょう。

そして、届いたら必ず自分で初期化する。数百円しか違わないなら、新品のエントリーモデルを選ぶほうが結局は安心で長持ちします。安さの裏にあるリスクを知ったうえで、賢く選んでください。

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