比較サイトで光回線を調べていると、「イツキ光」「ビジモ光」という、大手キャリア系ほど名前を聞かない光コラボを見かけることがあると思います。知名度は高くありませんが、どちらもNTT回線をベースにした光コラボで、料金や契約条件をきちんと比べれば十分候補になり得るサービスです。
この記事では、イツキ光とビジモ光を料金・契約条件・IPv6対応の3つの軸で比較します。どちらも特典の派手さよりも、基本料金と契約条件の中身で選びたい人向けの回線です。
読み終える頃には、自分の暮らし方にどちらが合うか、公式の数字をもとに判断できるようになっているはずです。
この記事の結論
- マンションタイプの月額はどちらも同額で、初期費用(事務手数料)はビジモ光のほうが安い
- 契約期間と解約金は、ビジモ光が公式サイトに数字で明記。イツキ光は公式に記載がなく、重要事項説明書での確認が必要
- イツキ光は37か月目から月額が下がる段階制で、公式サイトで割引キャンペーンも案内されている
結論:契約条件の分かりやすさか、長く使ったときの安さか
先に結論を言うと、契約期間や解約金を申し込み前に数字で確かめたいならビジモ光、長く住む前提で37か月目以降の値下がりを取るならイツキ光が候補になります。マンションタイプの月額は同額なので、契約条件の分かりやすさと、長く使ったときの料金設計の違いで比べるのがポイントです。
しくみ・理由:どちらもNTT回線を使う光コラボ
イツキ光もビジモ光も、NTTの光回線設備を使う「光コラボレーション」の一つです。回線そのものの品質はフレッツ光と同等で、プロバイダ部分と料金プラン、キャンペーン内容がそれぞれ独自になっている、とイメージすると分かりやすいと思います。
イツキ光は、v6プラスという混雑を避けやすいIPv6接続方式を提供しているのが特徴です。ただし公式サイトには、イツキ光の月額にv6プラスがどこまで含まれるのか(別に申し込みや費用が必要かどうか)までは書かれていません。使いたい人は、申し込みのときに確認しておくと安心です。
ビジモ光は、もともと法人・事業者向けの通信サービスとして展開されてきた背景があり、固定IPアドレスの提供など、ビジネス利用を意識したプランが複数用意されているのが特徴です。個人・屋号向けのプランも用意されているため一人暮らしでも契約できますが、プランの種類が多く、料金は選ぶプランによって差があります。
たとえるなら、イツキ光は「長く乗るほど維持費が下がる車種」、ビジモ光は「グレードによって装備を選べる車種」のような違いです。イツキ光は公式サイトでスタートキャンペーンの月額割引と現金キャッシュバックが案内されており、ビジモ光は今回取り上げたプランのページにキャンペーンの記載がありません。特典の内容は時期によって変わるため、申し込み直前に両社の公式サイトを見比べるのが確実です。
くらべてみよう:料金・契約期間を比較表で見る
代表的なプラン(イツキ光のマンション・ファミリータイプ、ビジモ光のNEWマンション42・NEWファミリー53)で比べてみます。
| 比較項目 | イツキ光 | ビジモ光 |
|---|---|---|
| 月額料金(マンションタイプ) | 開通月0円・2〜36か月目4,620円・37か月目以降4,180円 | 4,620円(NEWマンション42) |
| 月額料金(戸建てタイプ) | 開通月0円・2〜36か月目5,720円・37か月目以降5,280円 | 5,830円(NEWファミリー53) |
| 初期費用(事務手数料) | 4,378円 | 3,300円 |
| 契約期間 | 公式サイトに記載なし。重要事項説明書または公式サポートで要確認 | 24か月(2年・自動更新)。ほかのプランは条件が違うため公式で要確認 |
| 解約金 | 公式サイトに金額の記載なし。重要事項説明書または公式サポートで要確認 | マンション4,200円・戸建て5,300円(不課税)。ほかのプランは条件が違うため公式で要確認 |
| IPv6(IPoE)対応 | v6プラスの提供あり。月額に含まれるか・別途費用がかかるかは公式に記載がないため要確認 | ISPとセットで申し込んだ場合にIPv6接続を提供。機器がIPv6非対応の場合はIPv4接続 |
| キャンペーン | スタートキャンペーンの月額割引と現金キャッシュバックの案内あり。金額と条件は時期で変わるため公式で確認 | 上記プランのページには記載なし |
| スマホとのセット割 | なし | なし |
(2026年7月時点。イツキ光は公式サイト、ビジモ光はNEWマンション42・NEWファミリー53の情報をもとに作成。両社とも上記以外にも料金プランがあり、選ぶプランによって月額・契約期間・解約金が変わります。契約期間と解約金は、申し込み前に必ず公式サイトか重要事項説明書で確認してください)
マンションタイプの月額はどちらも同額ですが、初期費用はビジモ光が1,078円安く、イツキ光は37か月目から月額が440円下がります。短く使うか長く使うかで、有利なほうが入れ替わる料金設計です。

あなたに合うのはどれ?
ここまでの内容を踏まえて、タイプ別に整理します。
あなたが3年以上は同じ部屋に住む見通しがあるなら、イツキ光が合います。理由は、37か月目から月額が下がる料金設計になっていて、長く使うほど1か月あたりの負担が軽くなるからです。
ただしイツキ光は、契約期間や解約金を申し込み前に数字で確かめておきたい人には向きません。公式サイトにその金額の記載がなく、契約時に届く重要事項説明書かカスタマーサポートで確認する必要があるためです。条件をはっきりさせてから決めたい人は、ビジモ光の詳しいレビューを先に見ておいたほうが選びやすいはずです。
一方、あなたが数年以内に引っ越す可能性がある、または固定IPなど法人寄りのオプションに関心があるなら、ビジモ光が合います。理由は、契約期間24か月と解約金の金額が公式のプランページに書かれていて、引っ越しのときの負担を先に計算できるからです。
申し込み前のチェック
契約する前に、次の4点を確認しておくと後悔しにくくなります。
- 対応エリア:どちらもNTT回線をベースにしており提供エリアは広いですが、建物の設備状況は事前に確認する
- 実質料金:イツキ光は初期費用4,378円と37か月目からの値下がり、ビジモ光は初期費用3,300円と選ぶプランの月額をもとに、自分が住む予定の期間で合計を出す
- 速度や制限:イツキ光はv6プラス、ビジモ光はISPとセット申し込みでのIPv6接続。どちらも申し込み時に対応の有無と費用を確認する
- 解約条件:ビジモ光は公式のプランページに契約期間と解約金が書かれています。イツキ光は公式サイトに記載がないため、重要事項説明書かカスタマーサポートで確認する
あなたが申し込む前に契約期間と解約金を数字で確かめておきたいなら、ビジモ光が合います。理由は、プランごとのページに月額・契約期間・解約金がそろって書かれていて、条件を自分の目で確認してから決められるからです。
固定IPなどの法人寄りオプションに興味がなく、契約期間の縛りをそもそもなくしたい人には、おてがる光の詳しいレビューや縛りなしのネット回線ランキングも参考にしてみてください。

よくある質問
イツキ光とビジモ光、どちらもスマホとのセット割はありますか?
どちらも2026年7月時点でスマホキャリアとのセット割はありません。セット割を優先したい人は、一人暮らしにおすすめの光回線を比較で自分のキャリアに合う回線を確認してください。
v6プラスとは何ですか?
IPv6という新しい通信方式を使い、従来のIPv4方式で起きやすかった夜間の混雑を回避する仕組みです。詳しくは「IPv6・v6プラスとは?」で解説しています。
マンションタイプと戸建てタイプで料金はどう違いますか?
どちらの回線もマンションタイプのほうが戸建てタイプより月額が安く設定されています。契約するプランがどちらの区分になるかは、申し込み時に確認しましょう。
契約期間中に引っ越す場合はどうなりますか?
ビジモ光は今回取り上げたプランで24か月の契約期間があり、更新月以外の解約には解約金がかかります。イツキ光は契約期間と解約金が公式サイトに書かれていないため、申し込み時に届く重要事項説明書か、カスタマーサポートで確認してください。引っ越しの予定がある人は、契約前に更新月と解約金を控えておくと安心です。
工事費はどちらも実質無料になりますか?
時期によってキャンペーン内容が変わるため、この記事では具体額を断定していません。工事費の総額と、実質無料になる条件(利用期間の縛りなど)は、申し込み直前に各社公式サイトで確認する習慣をつけておくと安心です。

まとめ
イツキ光とビジモ光は、どちらも知名度は高くないものの、料金や契約条件の中身で選ばれている光コラボです。
| こんな人に向いている(イツキ光) | こんな人に向いている(ビジモ光) |
|---|---|
| 3年以上は同じ部屋に住む見通しがある | 数年以内に引っ越す可能性がある |
| 37か月目からの値下がりを取りたい | 契約期間と解約金を先に数字で知りたい |
| 公式のキャンペーンも見て決めたい | 固定IPなど法人寄りの機能に興味がある |
契約条件をはっきりさせてから決めたいならビジモ光、長く住む前提で37か月目以降の安さを取るならイツキ光と考えると整理しやすいはずです。とくにイツキ光の契約期間と解約金は公式サイトに記載がないため、申し込み前に重要事項説明書かカスタマーサポートで必ず確認してください。