「一人暮らしなら、ネットは何を選ぶのが一番安いの」と聞かれると、実は月額の数字だけでは答えが出ません。事務手数料や工事費まで含めた総額で見ないと、本当に安いほうはわからないからです。

この記事では、光回線・ホームルーター・ポケット型・スマホ1本の4パターンを、一人暮らしの目線で総額比較します。

読み終える頃には、自分の使い方ならどのパターンが向いているか、目安がついているはずです。

この記事の結論

結論:使い方に合わせて4パターンから選ぶ

一人暮らしのネット回線は、大きく分けると光回線・ホームルーター・ポケット型・スマホ1本の4パターンがあります。どれが一番安いかは、あなたがどれくらいデータを使うか、外出先でも使いたいかによって変わります。

大容量を安定して使いたいなら光回線、工事を待たずすぐ使いたいならホームルーターかポケット型、そもそも自宅のネット回線を持たずに済ませたいならスマホ1本、という順番で検討すると選びやすくなります。

そもそもなぜ、月額だけで比べると失敗するのか

ネット回線の料金は、月額料金だけでなく、契約時にかかる事務手数料・工事費・端末代も合わせて考える必要があります。

たとえるなら、月額料金は毎月の家賃、事務手数料や工事費は入居時の敷金・礼金のようなものです。家賃が安くても、敷金・礼金が高ければ、最初の負担は大きくなります。逆に、初期費用がゼロでも毎月の家賃が高ければ、長く住むほど総額は膨らみます。

だからこそ、この記事では「◯か月使うとしたら、合計でいくらになるか」という総額で4パターンを比べます。詳しい実質料金の計算式は「実質料金の出し方」で解説しているので、自分の条件で計算したい人はあわせてご覧ください。

光回線・ホームルーター・ポケット型・スマホの4つのアイコンを並べて見比べている人のイラスト

くらべてみよう:4パターンの特徴と初期費用

まずは、4パターンそれぞれの特徴と、実名サービスでの初期費用を確認します(2026年7月時点)。

パターン 代表例 月額料金の目安 事務手数料 工事費・端末代
光回線 おてがる光(マンション) 3,608円(税込) 3,300円(税込) 派遣工事22,000円(税込)。分割の月額割引で相殺し実質無料にできる条件あり(要確認)
ホームルーター/ポケット型 5G CONNECT(レンタルプラン) 5,250円(税込) 3,300円(税込) 工事不要。端末はレンタルのため購入費なし
スマホ1本(大容量オプション) ahamo大盛りオプション(110GB) 4,950円(税込・基本料込み) 0円(新規契約の事務手数料は無料) 機種代は別途

(金額は変更されることがあるため、必ず各社公式サイトで最新情報を確認してください)

次に、24か月使うと仮定した場合の総額を試算しました。工事費や事務手数料も含めた「実質料金」の考え方で計算しています。

パターン 24か月の総額(目安) 1か月あたり
光回線(おてがる光・工事費が相殺できた場合) 約89,892円 約3,745円
光回線(おてがる光・工事費を相殺できなかった場合) 約111,892円 約4,662円
ホームルーター/ポケット型(5G CONNECT) 約129,300円 約5,388円
スマホ1本(ahamo大盛り110GB・機種代別) 約118,800円 4,950円(定額)

(2026年7月時点の各社公式サイトの料金をもとにした試算です。キャンペーンの適用有無や工事費の相殺条件によって総額は変わるため、実際の金額は申し込み前に必ず公式サイトで確認してください)

工事費の相殺条件を満たせるかどうかで、光回線の総額は大きく変わります。分割の月額割引という仕組み上、契約期間の途中で解約すると相殺が止まることがあるため、この点は「工事費実質無料のからくり」もあわせて確認しておくと安心です。

一方で、スマホ1本は毎月の金額が変わりにくく、総額が見通しやすいのが特徴です。ただし機種代が別にかかる場合があるため、すでに使っているスマホをそのまま活用できるかどうかで負担は変わります。

あなたに合うのはどれ?

ここまでの試算を踏まえて、状況別に整理します。

あなたが「動画配信やオンラインゲームを日常的にしていて、速度や安定性を重視したい」なら、契約期間の縛りがないおてがる光が合います。理由は、初期費用を含めても、長く使うほど1か月あたりの負担が下がりやすく、通信の安定性でも総合的に見合いやすいからです。

ただし、入居してすぐ使いたい人や、そもそも工事の日程が読めない住まいの人には向きません。光コラボである以上、開通までに工事の順番待ちが必要になるためです。すぐに使い始めたい人は、工事不要の選択肢も含めて比べたほうが確実です。光回線どうしをじっくり比較したい人は「一人暮らしの光おすすめ比較」もあわせてご覧ください。

申し込み前のチェック

契約する前に、次の4点を確認しておくと総額のズレを防げます。

あなたが「工事を待たずすぐ使い始めたい」「引っ越しが多く身軽さを優先したい」なら、契約期間の縛りがない5G CONNECTが合います。理由は、工事が不要なため申し込みから使い始めるまでが早く、端末もレンタルのため退去時の扱いがシンプルだからです。

ただし、通信量が非常に多い人や、電波状況が不安定になりやすい建物の人には向きません。モバイル回線は電波状況によって速度が変わりやすいためです。安定性を最優先したい人は、光回線を含めて比較したほうが後悔しにくいです。工事不要の選択肢を幅広く比べたい人は「工事不要Wi-Fiのおすすめ比較」も参考にしてください。

電卓とスマホの画面を見比べながら、24か月分の総額を計算している人のイラスト

よくある質問

一番安いのはどのパターンですか?

使い方によって変わります。長く同じ住まいに住み、動画やゲームをよく使うなら光回線が総額で見合いやすく、身軽さや導入の早さを優先するならスマホ1本やポケット型が向いています。

スマホ1本でネット回線を持たないのは現実的ですか?

データ量が月100GB前後でも足りる人であれば、選択肢になります。ただし在宅ワークで大容量のやり取りが多い人や、複数人でネットを使う人には向かないことがあります。

ホームルーターとポケット型はどちらがいいですか?

自宅だけで使うならホームルーター、外出先にも持ち出したいならポケット型が向いています。同じプランで端末の種類だけ選べるサービスもあるため、申し込み前に確認してください。3社の違いは「ホームルーター3社比較」も参考にしてください。

総額比較で工事費はどう扱えばいいですか?

工事費実質無料の条件を満たせる前提で計算するか、満たせなかった場合の金額も含めて2パターンで試算しておくと、想定とのズレが起きにくくなります。

運営者
運営者のひとこと「結局どれが一番安いですか」と聞かれたときは、まず「1か月にどれくらいデータを使っていますか」と聞き返すようにしています。使い方が違えば、安いはずの選択肢が逆に高くつくこともあるので、総額で比べてから決めてみてください。

まとめ

一人暮らしのネット回線は、光回線・ホームルーター・ポケット型・スマホ1本のどれが一番安いかは使い方次第です。動画やゲームを日常的にするなら光回線、工事を待たずすぐ使いたいならホームルーターかポケット型、身軽さを優先するならスマホ1本という考え方で、月額だけでなく初期費用まで含めた総額で比べてみてください。迷ったら、まず自分の1か月のデータ使用量を把握するところから始めるのがおすすめです。

あわせて読みたい