今の光回線が高い気がして、もっと安いところに乗り換えたい。でも、また工事に立ち会って費用も払うのかと思うと、つい後回しにしてしまう。一人暮らしだと、平日に工事の予定を空けるのも大変で、乗り換えのハードルに感じている人は多いと思います。
じつは、光回線の乗り換えは、条件によっては工事なしで済むこともあります。今使っている設備をそのまま活かせるかどうかがカギです。この記事では、乗り換えで工事が必要になるケースと不要になるケースの見分け方、工事がある場合の費用や期間の目安を説明します。数字は変動するので目安として読んでください。
乗り換えで工事が必要かどうかを分けるもの

光回線の乗り換えで工事がいるかどうかは、「今使っている光の設備を、乗り換え先でもそのまま使えるか」で決まります。光回線にはいくつかの種類があり、同じ設備を共有しているサービス同士なら、工事なしで切り替えられることが多いのです。
たとえば、フレッツ光やその回線を借りて提供している「光コラボ」と呼ばれるサービス群は、同じ光ファイバー設備を使っています。この中での乗り換えは、多くの場合工事不要です。一方、まったく別の独自回線に乗り換える場合は、新しい設備を引き込む工事が必要になります。自分の部屋に光の設備があるかは光コンセントの確認方法で見分けられます。
工事不要で乗り換えられる主なケース
工事なしで乗り換えられる代表的なパターンを表にまとめました。
| ケース | 工事の要否 |
|---|---|
| 光コラボ同士の乗り換え(事業者変更) | 原則工事不要 |
| フレッツ光から光コラボへ(転用) | 原則工事不要 |
| すでに光コンセントがある部屋 | 工事不要か簡単な作業で済むことが多い |
| まったく別の独自回線へ乗り換え | 新規工事が必要 |
光コラボ同士の乗り換えは「事業者変更」、フレッツ光から光コラボへは「転用」と呼ばれ、どちらも設備を引き継げるため工事が原則いりません。手続きには「事業者変更承諾番号」や「転用承諾番号」という番号が必要で、今の契約先から取得します。この番号には有効期限があるので、取得したら早めに手続きを進めましょう。プロバイダを変えるとメールアドレスの扱いも変わるので、プロバイダ乗り換えとメールアドレスもあわせて確認しておくと安心です。
工事が必要な場合の費用と期間の目安

独自回線に乗り換える場合など、新しく工事が必要になるときの費用と期間の目安です。あくまで一般的な範囲で、実際はサービスや住居の状況で変わります。
- 工事費:数千円〜2万円前後が目安(キャンペーンで実質無料になることも)
- 期間:申し込みから開通まで、おおむね2週間〜1か月程度
- 立ち会い:作業内容によっては在宅での立ち会いが必要
賃貸の場合は、工事の前に必ず大家さんや管理会社の許可を取りましょう。壁に穴を開ける可能性があるためです。工事の流れをくわしく知りたい人は光回線工事の流れを参考にしてください。なお、部屋に前の入居者が使った設備が残っている場合は、作業員が来ない「無派遣工事」で済むこともあります。詳しくは光回線の無派遣・立会いなし工事にまとめています。
工事以外に見落としがちな費用と切り替えのタイミング
乗り換えで気になるのは工事だけではありません。むしろ費用面では、次の3つを事前に確認しておくと後悔しません。
| 確認したいこと | 内容 |
|---|---|
| 現回線の解約違約金 | 2022年7月の法改正で月額料金の1か月分が上限が目安に |
| 工事費の残債 | 分割払いの途中だと、解約時にまとめて請求されることがある |
| ネットが使えない空白期間 | 乗り換え方法によっては数日つながらない日ができることも |
解約違約金は、2022年7月の電気通信事業法の改正で、月額料金のおおよそ1か月分が上限とされる形になりました。以前より負担は軽くなっていますが、契約時期やプランによって扱いは変わるので、今の契約先に確認しましょう。工事費を分割で払っている途中の場合は、残りがまとめて請求されることがある点にも注意です。
もうひとつ大事なのが、ネットが使えない空白期間です。光コラボ同士の事業者変更や転用なら、設備を引き継ぐため不通の時間はほとんど生じません。一方、別の独自回線へ乗り換える場合は、今の回線を止めてから新しい回線が開通するまで数日空くことがあります。この間のつなぎには、工事不要ですぐ使えるポケット型やホームルーターが便利です。解約のタイミングで損しないコツは解約金で損しない乗り換えのタイミングにもまとめています。
まとめ
光回線の乗り換えで工事がいるかどうかは、今の設備を乗り換え先でも使えるかで決まります。光コラボ同士の「事業者変更」やフレッツ光からの「転用」なら、原則工事不要で切り替えられます。別の独自回線に乗り換える場合は新規工事が必要で、費用は数千円〜2万円前後、期間は2週間〜1か月が目安です。賃貸なら工事前に大家さんの許可を忘れずに。まずは自分の部屋に光コンセントがあるかを確認し、乗り換え先が同じ設備を使えるかをチェックするところから始めましょう。
よくある質問
Q. 光コラボ同士の乗り換えは本当に工事不要ですか?
多くの場合、工事不要です。光コラボは同じフレッツ光の設備を使っているため、「事業者変更」という手続きで設備を引き継いで切り替えられます。ただし、一部で工事が必要になる例外もあるので、乗り換え先に確認しましょう。
Q. 事業者変更承諾番号はどこで取得しますか?
今契約している光回線の会社に問い合わせて取得します。電話やWebのマイページなどでOKなことが多いです。この番号には有効期限があるので、取得したら早めに乗り換え先で手続きを進めてください。
Q. 乗り換え工事の費用はどのくらいかかりますか?
新規工事が必要な場合、数千円から2万円前後が目安です。ただし、乗り換え先のキャンペーンで工事費が実質無料になることもよくあります。工事不要の乗り換えなら、そもそも工事費はかかりません。
Q. 賃貸で乗り換えるとき、何に注意すればいいですか?
新規工事が必要な場合は、事前に大家さんや管理会社の許可を取ることが大切です。壁に穴を開ける可能性があるためです。工事不要の乗り換えなら設備をそのまま使うので、許可が不要なことが多いです。