- 実家に通う頻度や滞在期間が読めないうちは、工事が必要な光回線より置くだけで使えるレンタルWi-Fiが向いている
- 短期・不定期な行き来ならレンタル、平日もほぼ実家で過ごすようになってきたら据え置き型の検討を
- 実家のネット環境は、家族間の情報共有やビデオ通話、見守り機器の利用にも役立つ
- 高齢の親名義での新規契約や工事の調整を避けたいなら、工事不要のサービスが扱いやすい
親の介護をきっかけに、実家と自宅を行き来する生活になった人は少なくありません。最初は週末だけのつもりが平日も呼び出されることが増えたり、逆に落ち着いてきて月に数回で済むようになったりと、実家に通う頻度は状況によって変わっていくものです。そんな中で後回しになりがちなのが、実家のネット環境です。
この記事では、実家に通う生活になったときのネット環境の整え方を、工事不要で置くだけのレンタルWi-Fiを中心に、淡々と実務的に整理します。
結論:滞在頻度が読めないうちは「置くだけ」のレンタルWi-Fiが現実的
実家までの距離や介護の状況によって、通う頻度は先が読みにくいものです。そのため、最初から回線を新規契約するのではなく、必要な期間だけ借りて、通う頻度が落ち着いてきたら見直す、という順番のほうが無駄が出にくくなります。

なぜ実家のネット環境が必要になるのか
実家に通う生活が始まると、次のような場面でインターネットが必要になることがあります。
- 兄弟姉妹や他の家族とのビデオ通話での情報共有(通院の付き添い分担など)
- 介護保険の手続きや自治体窓口とのオンラインでのやり取り
- 見守りカメラやスマートスピーカーなど、実家の様子を確認する機器の利用
- 実家に滞在している間も、仕事の資料を確認したりオンラインで打ち合わせに参加したりする必要がある場合
実家によくある「回線の壁」
実家のネット環境について、次のような事情で整っていないケースは珍しくありません。
- そもそも実家にインターネット回線が引かれていない
- 以前契約した回線が古く、ビデオ通話には心もとない速度しか出ない
- 高齢の親名義での新規契約や工事の立ち会いの調整が面倒
- 将来的に実家を手放す可能性があり、2〜3年の長期契約を組みたくない
なお、実家が地方や山間部にあり、そもそも光回線の工事自体ができない・引けないと言われている場合は「地方移住・田舎の賃貸で「光回線は引けません」と言われたら」も参考にしてください。
選択肢を比較する
| 選択肢 | 工事 | 契約の縛り | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| WiFiレンタルどっとこむ | 不要 | 借りる日数だけ(縛りなし) | 通う頻度・期間が読めない、まず試したい |
| 5G CONNECT(縛りなしWiMAX) | 不要 | なし(違約金0円) | 平日もほぼ実家で過ごすようになってきた |
| 光回線の新規契約 | 必要 | 2〜3年が多い | 実家に長期的に住み続けることが決まっている |
WiFiレンタルどっとこむが向いている理由
WiFiレンタルどっとこむは、必要な日数分だけポケットWiFiルーターを借りて、終わったら返却するだけのサービスです。最短1日から借りられ、機種によっては完全無制限のプランも用意されています(2026年7月時点、WiFiレンタルどっとこむ公式サイトより)。例えば人気機種では1日あたり138円(税込)、30泊31日のレンタルで4,280円(税込)という料金プランがあり、必要な日数分だけ借りて返却する仕組みのため、光回線のような長期契約や違約金という概念自体がありません(2026年7月時点、同社公式サイトより)。
介護で通う頻度が「今月は週3回」「来月は落ち着いて月1回」と変わりやすい時期には、必要な分だけ延長・返却できる身軽さが合っています。実家に届けて置いておくだけで使えるため、高齢の親に難しい設定をお願いする必要もありません。
通う頻度が増えてきたら5G CONNECTも検討
実家に通う頻度が上がり、平日もほぼ実家で仕事をするような生活が定着してきた場合は、レンタルより月々の実質料金を抑えやすい据え置きタイプを検討する時期です。5G CONNECTは工事不要のWiMAXサービスで、契約期間の縛りがなく、解約金(違約金)は0円です(2026年7月時点、5G CONNECT公式サイトより)。料金は、端末を分割で購入する「端末購入プラン」で月額4,800円(税込)。3・6・9・12・15ヶ月目の月額料金が無料になるキャンペーンが適用され、実質月額は3,800円台まで下がります。ただし端末購入プランは、利用期間が24ヶ月未満で解約すると残りの端末代金(1,155円×残り月数)の精算が必要です。介護がいつ落ち着くか読めない時期に端末代の残債を気にせず使いたい場合は、月額5,250円(税込)で端末を返却するだけの「端末レンタルプラン」を選べば、途中解約でも残債はかかりません。
実家に置くときに気をつけたいこと
- 電源の確保:ルーターは常時コンセントに挿しっぱなしにするタイプが多いため、親が普段よく使う場所の近くに電源を確保しておく
- わかりやすい場所に置く:親が誤って電源を抜いたり動かしたりしないよう、生活動線から少し離れた棚の上などに固定する
- Wi-Fiのパスワードを控えておく:見守り機器を後から追加する際に必要になるため、家族内で共有できるようにメモしておく。詳しくは「Wi-Fiのパスワードの確認・変更方法」も参考にしてください

よくある質問
Q. レンタルWi-Fiは高齢の親でも使えますか? A. 電源を入れるだけで使える機種がほとんどのため、親自身が難しい設定をする必要はありません。ただし通知ランプの見方など簡単な説明はしておくと安心です。
Q. 実家に何度も行くのが大変で、いっそネット環境を用意しないという選択肢もありますか? A. 見守り機器やビデオ通話の必要がなければ、無理に用意する必要はありません。訪問時だけスマホのテザリングで済ませるという選択肢もあります。
Q. レンタル期間はどれくらいから借りられますか? A. WiFiレンタルどっとこむの場合、最短1日から借りられます(2026年7月時点、公式サイトより)。介護での帰省スケジュールに合わせて柔軟に日数を調整できます。
Q. 実家の固定電話とインターネットを一緒に整理したほうがいいですか? A. 固定電話を残す必要がなければ、モバイル回線への切り替えを機に見直すのも一つの方法です。ただし親が固定電話を使い慣れている場合は、無理に変える必要はありません。

まとめ:通う頻度が読めるようになるまでは「借りる」で十分
実家のネット環境は、最初から本契約を決め打ちする必要はありません。通う頻度や滞在期間が読めないうちは、工事不要で置くだけのレンタルWi-Fiで様子を見て、生活のリズムが見えてきたら据え置き型への切り替えを検討する、という順番が無理のない進め方です。
| こんなときはレンタル | こんなときは据え置き型 |
|---|---|
| 通う頻度が月によって変わる | 平日もほぼ実家で過ごすようになった |
| まずは試してみたい | 実家に長く住み続けることが決まっている |
| 高齢の親に難しい設定をお願いしたくない | 家族みんなで長く使う予定がある |
実家の状況に合わせて、無理のない範囲から整えていけば十分です。