リビングのソファでは動画もサクサクなのに、寝室でベッドに寝転んだ瞬間にWi-Fiマークが弱り、お風呂で動画を見ようとしたら止まってしまう。「同じ家なのに、なんで?」。一人暮らしでも、間取りや建物によっては、こういう電波ムラがけっこう起きます。

実はこれ、ルーターを買い替えなくても、ちょっとした工夫や数千円の機器で改善できることが多いです。この記事では、電波が届かない原因と、中継機・メッシュWi-Fiを使った解決法を紹介します。

まず確認:なぜ電波が届かないのか

Wi-Fiの電波は、距離が離れるほど、そして障害物があるほど弱くなります。届かない原因の多くはこのどちらかです。

まずはお金をかけずに「ルーターの置き場所を変える」だけで改善することも多いです。部屋の中央寄り・高い位置に動かしてみてください。詳しくは「自宅Wi-Fiが遅い!速度改善7つの方法」も参考になります。

それでもダメなときに、中継機やメッシュWi-Fiの出番です。

中継機とメッシュWi-Fiで家全体に電波を届けるイラスト

中継機(Wi-Fi中継器)とは

中継機は、ルーターのWi-Fiを受け取って、もう一度電波を飛ばし直す機器です。電波の「中継ぎ役」を置くイメージです。

ルーターと、電波が届かない部屋の中間あたりのコンセントに挿して使います。これで電波の届く範囲が広がり、奥の部屋でも繋がりやすくなります。

メリット デメリット
数千円から買える 置き場所で効果が変わる
コンセントに挿すだけで手軽 接続先の切り替えが自動でないことがある
既存のルーターをそのまま使える 速度が中継地点で少し落ちることがある

一人暮らしの1K〜1LDKで「奥の部屋だけ弱い」くらいなら、中継機で十分なケースが多いです。コスパ重視ならまずこちらを試すのがおすすめです。

メッシュWi-Fiとは

メッシュWi-Fiは、複数の機器(親機+子機)を置いて、家全体を網(メッシュ)のように電波で包む仕組みです。

中継機との一番の違いは、家の中を移動しても一番電波の強い機器に自動で切り替わる点です。寝室からリビングへ移動しても、繋ぎ直しを意識せずスムーズに使えます。

メリット デメリット
家全体が安定して繋がる 中継機より価格は高め
移動しても自動で最適接続 一人暮らしにはオーバースペックなことも
設定がアプリで簡単な製品が多い 機器を複数置くスペースがいる

広めの部屋(2LDK以上)や、壁で仕切られた部屋が多い間取りに向いています。一人暮らしのワンルームなら、ここまでは必要ないことが多いです。

中継機とメッシュ、どっちを選ぶ?

迷ったときの目安はこうです。

状況 おすすめ
ワンルーム・1Kで一部だけ弱い まず置き場所変更、ダメなら中継機
1LDK〜2K で奥の部屋が弱い 中継機
2LDK以上・壁が多い・家中で使う メッシュWi-Fi
移動しながら途切れず使いたい メッシュWi-Fi

一人暮らしの多くは、置き場所変更か中継機で解決します。いきなり高いメッシュを買う前に、安い方から試すのが賢いです。

買う前にチェックすること

中継機やメッシュを選ぶときに見ておきたいポイントです。

特に、古いルーターに新しい中継機を足しても、ルーター側が古いと全体の速度は頭打ちになります。ルーター自体が5年以上前のものなら、中継機を足すより本体の買い替えを検討した方が早いこともあります(「光回線と組み合わせるルーターの選び方」参照)。

それでも改善しないときは

機器を足しても改善しない場合、そもそもの回線が遅い・契約プランの上限が低い、という可能性があります。

その場合は中継機の問題ではなく、回線そのものの見直しが必要です。プロバイダの変更や、ホームルーターから光回線への乗り換えも視野に入れてください。

まとめ

部屋の隅までWi-Fiが届かないときの対処は、安い順に試すのが鉄則です。

ステップ 対処 費用
1 ルーターの置き場所を変える 0円
2 中継機を足す 数千円〜
3 メッシュWi-Fiにする 1万円台〜
4 ルーター本体を買い替える 1万円前後〜
5 回線・プロバイダを見直す 契約による

まずはタダでできる置き場所変更から。それでダメなら中継機、というステップで進めれば、ムダな出費を抑えながら快適なWi-Fiに近づけます。


Wi-Fi全般が遅いと感じる人は「自宅Wi-Fiが遅い!速度改善7つの方法」もあわせてどうぞ。

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